2007年09月08日
感激コンサル、『釣りバカ日誌』を見てしまう
*ネタで映画を見ないのが感激コンサル流。ネタバレが嫌なら読まないでねv
いや、別に見たくて見たわけじゃない、となぜか言い訳から入ってしまう(^^;)。
日帰りバス旅行の帰り道、なぜかバスの中でかかったビデオが『釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇』。いや、バスは山の中を走ってたんだけどね(^^;)。なぜ?
私、邦画って10代から興味ないし、ましてや『釣りバカ』なんて『寅さん』に次ぐ「日本のお茶の間」映画!と思って白眼視してたので(?)見たことなかった。
しかし。結構最後まで見てしまったんだよね。普通眠るだろ、日帰り観光バスの帰り道は!と自分に突っ込み入れながら.....
みんな、『釣りバカ日誌』って見たことあるの??普通知ってるもの??まぁ原作マンガだからどういうものかは一応知ってる????
ま、私のように非常識な方もいるかもしれないのでざっくり『釣りバカ』について分かったことをお知らせしよう(^^)
メイン登場人物はハマちゃんとスーさん。二人は大の釣り仲間。ハマちゃんは某企業のダメサラリーマン。みんなもそれを分かってて、仕事中には釣り竿の手入れをさせてる。一方スーさんはその企業の大社長!!ハマちゃんは、スーさんが自分の会社の社長だってことはわかってないみたい!?で、毎回二人はどこかへ釣りに行ってはちょいと人情話と交錯し、仕事のフォローは社長の一言で収まる、みたいな。....ちなみに、ハマちゃんが西田敏行で、スーさんが三國連太郎ね。って言うまでもないか。
今回は、その会社を早期退職、実家に帰って悠々自適の生活と思ったのもつかの間、病気で入院してしまう釣り好き青島幸男常務と、その姪で薬剤師、叔父さんの担当医師に恋してしまう宮沢りえがゲスト。ちなみにロケ地は山口県宇部市、萩市だそう。
毎回ゲストが代わり、人情話の趣向があれこれ、というシリーズもの......
う〜ん。
バカバカしいと思いながら私がじっくり見てしまったのは、.....なんでだろう???
一つには、ハマちゃんの人物像がいいのかなぁ。ありえないだろ、といるいるこんなヤツ、の狭間キャラというか。いや、こんなヤツにいて欲しいというか、いたら迷惑だけど楽しいだろうな、とか、そんなことを想像させる。
全く仕事はできないのに、みんなに愛されてて、他の会社にでかけても、そこの事務のお姉さんに「ハマちゃん!」なんて呼ばれてお茶入れてもらえる。相手が社長とは知らなくても、少なくとも身なりや物腰でエライ人だと分かりそうなものなのに、誰に対してもよくも悪くも全く態度も口調も変わらない。ダメなヤツなのにかわいい奥さんがいる(浅田美代子)。
あと、意外だったのは、釣り番組っぽくは全くないんだよね。
もっと観光情報というか、この地域ではこの季節にこの魚が捕れる!釣り方のポイントはこうで、食い方はこうするとうまい!みたいな、釣りネタが入っているのかと思ったら、そんなシーンはほとんどなく、あるのはタクシーの運ちゃんと釣りして、ふぐを下ろすくらい。(スーさんはそのふぐをつまみ食いして毒にやられる、というどうでもいいエピソードもあり(^^;))
それから、ゲストとのストーリーのからみがほとんどない!
宮沢りえの恋愛ストーリーなんて、ハマちゃんとは全然関係ないところでさらりと添え物的に描かれるだけ。.....いや、まぁそうならざるを得ないし(ハマちゃんに相談する、とか??あまり良い結果にならない気がする(^^;))、それでいいんだけど。人生って、映画みたいに、うまいタイミングでうまくものごとが運んだりはしないし。
入院中の青島幸男なんて、観客やスーさんには人生の悲哀を感じさせつつも、ハマちゃんはお見舞いにフグ持ってって終わりだし(^^;) ほとんどハマちゃん、無神経で非人情にさえ見える。
だけどそんな鈍感で自由に生きてるハマちゃんの存在が、会社の重圧を一心に背負うまじめな社長スーさんにとっては救いともなってるんだろうなぁというような、そんな設定。
なんかこう、特に大したことは起こらないし、なにか重要なメッセージを訴えかけるわけでもない、難しいことは一つもなく、こうであるだろうなぁ、こういう存在を許せる日本でありたいなぁというささやかな情景を描いている、安心して見られる映画。
そうかぁ。こういう映画が国民的人気があり、シリーズ化される日本を代表する映画なのかぁ。みんな、普通の、市井を生きる人たち、普段は劇場になんて足を運ばないし、運びたいとも思わない人たちは、こういう映画なら見に行くんだぁ。う〜ん。なるほどねぇ。と思って興味深かった。
これもまた、いや、これこそが、「日本文化」の一端であるには違いない。
「物語」ではなく「情景」が好きなのは、伝統でもあるのかなぁ。と感覚的に言ってみる(^^)
アンチヒーロー。山下清画伯にも通じるものがある?(褒め過ぎ??)言うなれば、自由を求めてやまない、野放図な子供心か。
そうか。日本人の心の中にある人物像って、一つは、頑張り過ぎて愛されない悲劇のヒーロー(ヤマトタケル、源義経)。もう一つが、周りを気にせず自由に生きるアンチヒーロー(山下清画伯、寅さん、ハマちゃん、『こち亀』の両さんもこの系譜)なのか!?(清らかな美少女が出てくるのはどっちも同じか?)
いや、私の勝手な仮説だけど。でもこれ、面白い仮説だぞ
(自分内ご満悦)
今後、映画館に『釣りバカ日誌』を見に行くかと言われたら、多分見に行かない(^^;)
でも、ヒマなときにやってたら見てもいいかも。今回みたいに、バスの中とか。海外旅行でどうしても日本語が恋しくなったときとか????もう見なくてもわかってるけど、でも見ちゃうと思う。結構楽しく。
いや、私も日本人なのね〜(^^)
関連する記事へのリンク(別ウィンドウで開きます)
■映画『釣りバカ日誌』の公式ホームページ。最新作「18」が上映中だとか。
■山下清画伯の公式ホームページがあるとは.....
■『こち亀』=『こちら亀有公園前派出所』、実は私、結構好き。久しく読んでないけど、読めば絶対爆笑しちゃう。特に単行本!ジャンプのときはそんなに笑えないんだけど、単行本で読むと堪らないのはなぜなんだろう....
いや、別に見たくて見たわけじゃない、となぜか言い訳から入ってしまう(^^;)。
日帰りバス旅行の帰り道、なぜかバスの中でかかったビデオが『釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇』。いや、バスは山の中を走ってたんだけどね(^^;)。なぜ?
私、邦画って10代から興味ないし、ましてや『釣りバカ』なんて『寅さん』に次ぐ「日本のお茶の間」映画!と思って白眼視してたので(?)見たことなかった。
しかし。結構最後まで見てしまったんだよね。普通眠るだろ、日帰り観光バスの帰り道は!と自分に突っ込み入れながら.....
みんな、『釣りバカ日誌』って見たことあるの??普通知ってるもの??まぁ原作マンガだからどういうものかは一応知ってる????
ま、私のように非常識な方もいるかもしれないのでざっくり『釣りバカ』について分かったことをお知らせしよう(^^)
メイン登場人物はハマちゃんとスーさん。二人は大の釣り仲間。ハマちゃんは某企業のダメサラリーマン。みんなもそれを分かってて、仕事中には釣り竿の手入れをさせてる。一方スーさんはその企業の大社長!!ハマちゃんは、スーさんが自分の会社の社長だってことはわかってないみたい!?で、毎回二人はどこかへ釣りに行ってはちょいと人情話と交錯し、仕事のフォローは社長の一言で収まる、みたいな。....ちなみに、ハマちゃんが西田敏行で、スーさんが三國連太郎ね。って言うまでもないか。
今回は、その会社を早期退職、実家に帰って悠々自適の生活と思ったのもつかの間、病気で入院してしまう釣り好き青島幸男常務と、その姪で薬剤師、叔父さんの担当医師に恋してしまう宮沢りえがゲスト。ちなみにロケ地は山口県宇部市、萩市だそう。
毎回ゲストが代わり、人情話の趣向があれこれ、というシリーズもの......
う〜ん。
バカバカしいと思いながら私がじっくり見てしまったのは、.....なんでだろう???
一つには、ハマちゃんの人物像がいいのかなぁ。ありえないだろ、といるいるこんなヤツ、の狭間キャラというか。いや、こんなヤツにいて欲しいというか、いたら迷惑だけど楽しいだろうな、とか、そんなことを想像させる。
全く仕事はできないのに、みんなに愛されてて、他の会社にでかけても、そこの事務のお姉さんに「ハマちゃん!」なんて呼ばれてお茶入れてもらえる。相手が社長とは知らなくても、少なくとも身なりや物腰でエライ人だと分かりそうなものなのに、誰に対してもよくも悪くも全く態度も口調も変わらない。ダメなヤツなのにかわいい奥さんがいる(浅田美代子)。
あと、意外だったのは、釣り番組っぽくは全くないんだよね。
もっと観光情報というか、この地域ではこの季節にこの魚が捕れる!釣り方のポイントはこうで、食い方はこうするとうまい!みたいな、釣りネタが入っているのかと思ったら、そんなシーンはほとんどなく、あるのはタクシーの運ちゃんと釣りして、ふぐを下ろすくらい。(スーさんはそのふぐをつまみ食いして毒にやられる、というどうでもいいエピソードもあり(^^;))
それから、ゲストとのストーリーのからみがほとんどない!
宮沢りえの恋愛ストーリーなんて、ハマちゃんとは全然関係ないところでさらりと添え物的に描かれるだけ。.....いや、まぁそうならざるを得ないし(ハマちゃんに相談する、とか??あまり良い結果にならない気がする(^^;))、それでいいんだけど。人生って、映画みたいに、うまいタイミングでうまくものごとが運んだりはしないし。
入院中の青島幸男なんて、観客やスーさんには人生の悲哀を感じさせつつも、ハマちゃんはお見舞いにフグ持ってって終わりだし(^^;) ほとんどハマちゃん、無神経で非人情にさえ見える。
だけどそんな鈍感で自由に生きてるハマちゃんの存在が、会社の重圧を一心に背負うまじめな社長スーさんにとっては救いともなってるんだろうなぁというような、そんな設定。
なんかこう、特に大したことは起こらないし、なにか重要なメッセージを訴えかけるわけでもない、難しいことは一つもなく、こうであるだろうなぁ、こういう存在を許せる日本でありたいなぁというささやかな情景を描いている、安心して見られる映画。
そうかぁ。こういう映画が国民的人気があり、シリーズ化される日本を代表する映画なのかぁ。みんな、普通の、市井を生きる人たち、普段は劇場になんて足を運ばないし、運びたいとも思わない人たちは、こういう映画なら見に行くんだぁ。う〜ん。なるほどねぇ。と思って興味深かった。
これもまた、いや、これこそが、「日本文化」の一端であるには違いない。
「物語」ではなく「情景」が好きなのは、伝統でもあるのかなぁ。と感覚的に言ってみる(^^)
アンチヒーロー。山下清画伯にも通じるものがある?(褒め過ぎ??)言うなれば、自由を求めてやまない、野放図な子供心か。
そうか。日本人の心の中にある人物像って、一つは、頑張り過ぎて愛されない悲劇のヒーロー(ヤマトタケル、源義経)。もう一つが、周りを気にせず自由に生きるアンチヒーロー(山下清画伯、寅さん、ハマちゃん、『こち亀』の両さんもこの系譜)なのか!?(清らかな美少女が出てくるのはどっちも同じか?)
いや、私の勝手な仮説だけど。でもこれ、面白い仮説だぞ
(自分内ご満悦)今後、映画館に『釣りバカ日誌』を見に行くかと言われたら、多分見に行かない(^^;)
でも、ヒマなときにやってたら見てもいいかも。今回みたいに、バスの中とか。海外旅行でどうしても日本語が恋しくなったときとか????もう見なくてもわかってるけど、でも見ちゃうと思う。結構楽しく。
いや、私も日本人なのね〜(^^)
関連する記事へのリンク(別ウィンドウで開きます)
■映画『釣りバカ日誌』の公式ホームページ。最新作「18」が上映中だとか。
■山下清画伯の公式ホームページがあるとは.....
■『こち亀』=『こちら亀有公園前派出所』、実は私、結構好き。久しく読んでないけど、読めば絶対爆笑しちゃう。特に単行本!ジャンプのときはそんなに笑えないんだけど、単行本で読むと堪らないのはなぜなんだろう....





