2005年01月07日

Theatre Museum

とゆーわけで、やって来ましたTheatre Museum
これは、かのヴィクトリア&アルバート美術館の分館で、
シアターに関する資料を膨大に収納した博物館。

Covent Gardenの一角にある。
...つまり、映画『マイ・フェア・レディ』でオードリー・ヘップバーンが花を売ってた辺りだね。

ここは、なんらかの形で劇場に関わる人必見の場所。
演劇でもオペラでもミュージカルでも人形劇でもダンスでも。

とにかく資料が豊富。じっくり見てたら時間がない(^^)
建築も、舞台美術も、衣装も、メイクも、俳優も、照明も演出も、それぞれの歴史も、
たっっぷり写真や実物や模型やビデオや実演が用意されてる。展示方法も工夫してる。
とても小さい博物館なんだけど....。楽しめるよ。しかも入場無料。

今回はここで、2D>3D - Design for Theatre and Performanceとゆー展示を見た。
とてもとても興味深かった。

主に、劇場の設計と舞台美術(演出も含むかな)に関する展示。
それも21世紀に入ってからの。
つまり、最近行われた舞台で、エッジィだったものを扱ってる。

それが...知らない芝居、知らない劇場ばかりだったのよこれがまた.....

私はレスタースクエア周辺の劇場に関しては相当詳しい(^^)
かつ、ここ数年のロンドンの芝居に関しては、全ては網羅していないけれども
ロンドン在住の芝居好きイギリス人と話があうくらいは語れる(^^)

でも....まだまだ知らない芝居、足を踏み入れたことのない劇場がこんなにたくさん
あるなんて.....と羨望の溜め息がもれた。
しかもそれが、現代を代表してる舞台として展示されてしまうくらい
歴史的に価値のある演劇を行っているのである!

.....なんてすごいことなんだ。その層の厚み。レベルの高さ。まったくも〜

私は過去にNational Theatreで行っている舞台裏ツアーに参加したときに
(これも非常におもしろい。私は数回参加した。舞台裏ツアーも劇場によって内容に
差があるのであちこち行って比べるとおもしろいよ!ただし英語。)
小道具がいかに細心の工夫でもって作製されているか知って驚いたことがあるけれど、
そういう....俳優も層が厚ければ、支えるスタッフも実にハイ・クオリティで層が厚い。

ちくしょーロンドンめ。

特に今回私が衝撃を受けたのは、1枚の写真。特設の野外劇場。夜。
演目はオペラ、ヴェルディの『仮面舞踏会』。
水辺(オーストリアの湖らしい)に浮いた大きな本のページを、骸骨がめくってる。
そのページの上で、パフォーマンスが行われている。(=本も骸骨もちょーデカイ)

私は浅学なのでこのオペラがどういうものか知らないのだが、
とにかく人間が小さく見えて、運命に操られているって演出意図がひと目でわかる。
それも、死の匂いがする。

野外でパフォーマンスすると、自然に対する人間の小ささが際立ってしまって、
普通の閉じられた空間で行われるのとはまったく異なる見え方になる。
それが、いい効果を出せる作品や演出もあるし、そうでないものもある。
(なんでもかんでも屋外でやればイケてるわけじゃないのよ、あーた)

その意味ではこれは....屋外でなければ生み出せなかった効果を、
明らかに生み出していただろうと思われる。少なくともこの舞台美術は。

いや、まったくすごい。こうでなければ。

他にもじっくりゆっくりみたい様々な展示があったけれど、夜の芝居の開始時刻を
気にしながらそぞろに早足で一周した。

さぁ!劇場へ移動だ!今日のもまた、OFF-WestEndの劇場なのだ。
展覧会のカタログを小わきに抱え、地下鉄の駅に向かうハシモトであった。


hashmash2001 at 23:00│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!場所、土地、空間 

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